発表番号 | V-3 |
発表タイトル | 骨格情報を用いたコミュニケーションにおけるメタレベルの信号の生成 |
筆者氏名・所属 |
水木 貴一 (岐阜大学) 伊藤 昭 (岐阜大学) 寺田 和憲 (岐阜大学) |
アブストラクト | 本論文では、人が未知のコミュニケーションツールを用いるときに、どのようにコミュニケーションを成立させるのかを調査する。今回の実験では未知のコミュニケーションツールとして骨格図を用いた。これはkinectから取得される、頭、肩、腰といった骨格位置を線で結んだものである。実験では、骨格情報を用いてコミュニケーションをとる必要がある骨格情報伝達ゲームを行ってもらう。このゲームでは、まず隔たれた環境にある2名の被験者に、3枚の同じ画像と1枚の異なる画像を提示する。このゲームは、被験者の間で骨格図を用いてコミュニケーションをとり、提示された画像の中で、どの画像が両者の間で異なるのかを当ててもらう。この試行を複数回行い、被験者の行う身振りを調査する。実験の目的は、メタレベルの信号の分析である。メタレベルの信号とは、ただ対象となる画像をそのものについての信号ではなく、相手の意図ががわかった、わからない、などといったゲームをより潤滑に進めるために生成される信号である。考察では、メタレベルの信号の生成と、画像の伝達精度の関係を議論する。 |
論文 | PDFファイル |