発表番号P-42
発表タイトル ポジティブ感情の強い相手ほど話しかけやすくなる:自然表情と同室/遠隔/推定情報支援環境下の比較
筆者氏名・所属 深澤 伸一(沖電気工業(株))
赤津 裕子(沖電気工業(株))
田口 和佳奈(成蹊大学)
高瀬 裕(成蹊大学)
中野 有紀子(成蹊大学)
アブストラクト テレワーク拠点間で映像・音・状況情報の常時共有を行う遠隔コミュニケーションシステムにおいて,離れたユーザー間のコミュニケーション行動を促進させる機能の研究開発を筆者らは進めている.本研究は,ポジティブ感情へ変容されたユーザーほど別のユーザーから話しかけやすくなるかどうかを検証することを目的とした.感情誘導された実験協力者のポジティブ感情強度とそれを観察した16名の実験参加者が感じた話しかけやすさとの関連性を,同室/遠隔/感情推定情報の支援提示がある遠隔環境下それぞれで比較評価した.実験の結果,すべての推測環境条件下で,快感情は不快感情条件よりも有意に話しかけやすさ感が高く,実験協力者のポジティブ感情強度と話しかけやすさ感の間には有意な正の相関が認められた.
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