HAIシンポジウム2022の予稿集公開にあたって

 COVID-19の流行開始から約二年の月日が流れました.ようやく「物理的な会場」でのシンポジウム開催が叶う運びとなりました.今年一年,散発的ではありますが色々な場面にて対面での打ち合わせや会議などが開催されるようになり,「その場にいること」の意味の大きさに改めて気づかされました.しかしこの二年間で培った.「オンラインでのコミュニケーション技術」も捨てたものではありません.これら異なるコミュニケーションモダリティを自由に使いこなすことが,これからは必須のリテラシーとなるのでしょう.

 何はともあれ,現地開催校の中京大学加納政芳先生には,感染予防を踏まえた現地のアレンジメントにご尽力いただき,心より感謝しております.また,運営委員の先生方,プログラム委員の先生方には,シンポジウム開催に向けて大変多くの時間を割いて頂きまして,本当にありがとうございました.今年度のシンポジウムによって,「学会の面白さ」を,特に学生さんを始めとした若い世代に感じてもらえれば望外の喜びです.

2022年3月2日


小松 孝徳(HAIシンポジウム2022運営委員長)