発表番号P-3
発表タイトル 共有された経験への相互の参照に相互注視が与える影響
筆者氏名・所属 浅野 恭四郎(静岡大学)
竹内 勇剛(静岡大学)
アブストラクト 人同士が共有された体験や知識について想起している際に,指示語が用いられることがある.このような記憶文脈指示と,体験が共有されていることを認識する相互知識についてアイコンタクトという観点から,記憶文脈指示が用いられるとき,つまり自己と相手で体験や知識が共有されていると考えているときに焦点を当てて,対話を分析することにした.本稿ではアクションフレーズを記銘材料とする協同記銘課題を二人一組のペアで実施させ,そこで記銘したことについて協同想起する課題を課す計画を立てた.アイコンタクトが相互知識のサインとして機能するという仮説の検証を行った.その結果,アクションフレーズを記銘する役割分担を指名することとでアイコンタクトが発生する可能性が考えられたが,本実験で行った内容だけでは仮説を検証するには不十分であったことがわかった.
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