HAIシンポジウム2023の予稿集公開にあたって

 世の中としてもアフターコロナの体制に移行してきており、今年度は完全に対面でのシンポジウム開催となりました。オンラインによる学会も便利ではありますが、目的外の意外な出会いが少ないようにも感じています。特に国内の学会の場合には、移動のコストが比較的低いこともあり、対面コミュニケーションで得られるメリットが大きいような気がします。対面とオンラインの学会参加を比較しつつ、両者の性質を理解して使いこなしていくことができるとよいのでしょう。

 運営委員長が私に交代し、色々と至らないところがある中、各委員の先生方にご協力頂いてシンポジウムの開催にこぎ着けることができました。特にローカル担当の森田純哉先生と市川淳先生には、現地の様々なアレンジにご尽力頂き、心より感謝申し上げます。他の運営委員の方々も、お忙しい中多くの時間を割いて頂き、ありがとうございました。世間よりも少し早いですが、対面による活発な議論を通じた学会によって、新たなソーシャルネットワークの構築に役立てたなら幸いです。

2023年3月4日


大本 義正(HAIシンポジウム2023運営委員長)