発表番号P1-28
発表タイトル 「先生、後ろで見られてますよ!」:傍参与エージェントの評価的視線が教授行動に与える影響
筆者氏名・所属 冨谷 勇仁 (慶應義塾大学理工学部)
原野 響 (慶應義塾大学理工学研究科)
大澤 博隆 (慶應義塾大学理工学部)
アブストラクト 学習者が他者に教えるプロセスを通じて自身の理解を深化させる学習形態は「Learning by Teaching(LBT)」と呼ばれ、その高い教育効果が知られている。対話エージェントを用いたLBTにおいて、学習者が説明を簡略化してしまう課題に対し、本研究では知識を持たない「傍参与者」エージェントを導入した三者間LBTシステムを提案する。本手法は、学習者に過度な評価懸念を与えずに、聞き手への配慮に基づく説明の精緻化を促すことを目的とする。大学生を対象とした比較実験の結果、傍参与者の存在は授業時間の有意な増加と配慮行動を誘発した一方、学習効果には有意差が認められず、分かりやすさを優先する「言語化」と自身の理解を深める「概念化」の間にトレードオフが存在することが示唆された。
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