発表番号 | I-1A-5 |
発表タイトル | 文楽人形の動きから理想的なモーションデザイン |
筆者氏名・所属 |
庄坪正剛 (大阪芸術大学 デザイン学科 プロダクトデザインコース) 山本輝 (大阪芸術大学 デザイン学科 プロダクトデザインコース) 中川志信 (大阪芸術大学 デザイン学科 プロダクトデザインコース) |
アブストラクト | 今後ロボットは人と共存するため親和性を持たせる必要がある。ではどのようにすれば、親密性の高いロボットを創ることができるのか。そこで今までで人工的に物に感情を与えることに成功している文化から考察を得た。それがアニメと文楽である。アニメは表情の変化によって感情を表現する。しかし近年のロボットの技術では表情の細かな変化を再現するのは難しいと考え、文楽人形の動きから感情の抽出を試みた。アニメが表情で感情表現するのに対し、文楽はほぼ身体の動きだけで感情を表現する。故にこの動きを応用し近年のロボットに感情を与えることができると考え、一流の文楽人形遣いである桐竹勘十郎三世に実演いただき文楽人形における感情表現の動きの検証をした。検証の結果、手の動作の洗練された表現、強弱のつけ方など、細部にわたる動きの表現に各感情ごとの明確なパターンが確認できた。 |
論文 | PDFファイル |