発表番号II-2A-5
発表タイトル ユーザのエージェントへのエンパシー促進の効果
筆者氏名・所属 大澤博隆 (慶應義塾大学)
今井倫太 (慶應義塾大学)
アブストラクト 本研究では、エージェントへのシンパシー(共感)ではなくエンパシー(自己移入)を促進させ、エージェントに対する評価を改善させるという手法を提案する。ユーザにエージェントの立場になって考えさせることで、エージェントのインタラクションデザインを人間の模倣より広い範囲で設計することが可能となる。本研究ではエージェントの立場での操作経験を持つ被験者とそうでない被験者が、エージェントに対面したときのタスク実行時間と、エージェントに対する評価を比較した。その結果、操作時間に差がなかったにも関わらず、エージェントの立場を経験した被験者は、そうでない被験者に比べ、エージェントを高く評価する傾向が発見された。
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