発表番号III-2A-3
発表タイトル ユーザは言動不一致なシステムを許せるのか?:人間らしい表現とASEの表出がユーザに与える影響の調査
筆者氏名・所属 小松孝徳 (信州大学)
小林一樹 (信州大学)
山田誠二 (国立情報学研究所/総合研究大学院大学/東京工業大学)
船越孝太郎 (ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)
中野幹生 (ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)
アブストラクト ユーザに対して常に完全な情報を伝達するシステムの実現が難しいという現状を踏まえると,システムがユーザに対して情報を伝達する際,その情報に対する確信度を同時に表出することは,ユーザにとって利用価値が高いと考えられる.このような状況においては,システムが伝達した情報と表出した確信度とが一致していない状況が起こり得る(言動不一致状態).本研究では,このような言動不一致状態において,人間らしい情報でシステムが確信度を表出すると,ユーザはそのシステムに対して悪印象を抱いてしまう一方,人工物の内部状態を直観的に表出できるASEで確信度を表出すると,ユーザのシステムへの悪印象が緩和できることを実験的に示した.
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