発表番号P-39
発表タイトル バーチャルアバターのジェンダー表現の違いによる向社会的振る舞いへの影響
筆者氏名・所属 尾関 智恵 (愛知工科大学)
寺田 和憲 (岐阜大学)
アブストラクト オンラインにおけるコミュニケーションツールとしてバーチャルアバターを利用する機会が増加している.ジェンダー表現を強調したアバターにより交友が開放的になる反面,アバターに対して暴力・暴漢・嫌がらせ行為も発生している.さらにはジェンダースワップでも性別を隠す「ネカマ」の他に,性別を公開する「バ美肉」といった新たな概念も生まれ市民権を得つつある.これらの現象はアバターの外観によって操作するユーザの行動特性や外向性に影響を与えるプロテウス効果として説明されているが,ジェンダー表現を有する外観的特徴と向社会・反社会行為との関連性を検証する研究はまだ少ない.本研究では,操作するバーチャルアバターのジェンダー表現の違いによってユーザの振る舞いにどのような影響を与えるか最後通牒ゲームを使って検討する.
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