発表番号P-5
発表タイトル 将棋を対象とした認知的インタラクションモデルの構築 ―活性値により生成される観点の固着―
筆者氏名・所属 村松 希実也 (静岡大学)
森田 純哉 (静岡大学)
アブストラクト 将棋に関するAIの開発が盛んに行われている.強さという点では,プロを凌駕する域にまで達したものの,人間とのインタラクションという点では問題が残る.特に,初心者が対峙したときにその問題は顕著となる.初心者にとって,将棋の盤面は多様な観点から捉えられ,勝敗に直結するような盤面からの意味の抽出は困難である.この問題を解決するためには人間の認知の癖を取り入れたAIの構築が求められる.本研究では人間の認知モデルを構築するアーキテクチャであるACT-Rを利用した将棋のモデルを提案する.特にACT-Rが有する記憶の活性化を用いることで,将棋の初心者に特徴的な観点の固着を表現する.
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