発表番号 | P-63 |
発表タイトル | 物理的接触を理由付けとした仮想的な感性獲得手法の効果の検討 - 対話エージェントにおける「現実とのギャップ」を埋めるインタラクションデザイン - |
筆者氏名・所属 |
天野 大地 (電気通信大学) 宮本 友樹 (電気通信大学) 内海 彰 (電気通信大学) |
アブストラクト | 本研究では,機械に対して帰属しづらい言動を対話エージェントが行いつつもユーザに違和感を与えないようなインタラクションデザインを検討する.機械に対して帰属しづらい言動とは,「自動車の免許を取りたい」,「増税は困る」のように一般的には機械が達成できない要望や人間以外の主体とは関連の薄い話題についての主観的意見を述べることを指す.このような言動により発生する違和感を本研究では「現実とのギャップ」と呼び,現実とのギャップはユーザの対話意欲の低下に繋がることが従来研究によって示唆されている.本発表では特に,ユーザとの物理的接触を理由付けとして対話エージェントが仮想的に人間と同等の感性を獲得するインタラクションデザインの提案と,現実とのギャップのうち,主観的意見に対する効果を検証する心理実験を行った結果について報告する. |
論文 | PDFファイル |