発表番号G-6
発表タイトル 点の運動の観察から生じるアニマシー知覚の数理モデルの構築
筆者氏名・所属 佐藤 恵助 (東京大学 大学院総合文化研究科)
植田 一博 (東京大学 大学院総合文化研究科)
アブストラクト 本研究では,アニマシー知覚について,人が動きの情報から意図を読み取る際,動きが目指す目標の方向をベイズ的に推定し,その変化量がアニマシーを構成する意図性や自律性の強さに対応する,という仮説を立てた.画面上を動く点に対し生物性などを評価する実験を実施した結果,動きの方向の変化量は意図性や自律性に対し直接影響を与えないが,目標の方向の変化量と分散は有意な影響を与えることが明らかとなった.これらの結果は,アニマシー知覚が階層的なベイズ推定で実現されている可能性を示唆している.
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