発表番号 | P1-24 |
発表タイトル | アバタの使用と公的状況が内面化に与える影響 ~向社会性に着目して~ |
筆者氏名・所属 |
井坂 匡希 (同志社大学大学院 文化情報学研究科) 阪田 真己子 (同志社大学大学院 文化情報学研究科) |
アブストラクト | 本研究の目的は、アバタを用いた活動経験によって外部の規範を取り込む現象である「内面化」に着目し、アバタ使用時の公的状況が向社会性の内面化に与える影響を実験的に明らかにすることである。実験では、向社会的なエピソードを含む自己紹介を行わせ、アバタの使用が実験参加者の向社会性の内面化を生じさせるか、またそれが「他者から見られている」と感じる公的状況によって促進されるかを検証した。実験の結果、アバタを使用しても実写条件と同様に、公的状況が他者への向社会的行動の意欲が向上させることを明らかにし、生身の身体のみならず、新たな身体としてのアバタにおいても他者の存在が内面化に影響を与えることを示した。 |
論文 | PDFファイル |