発表番号P1-30
発表タイトル 味の言語表現を用いた意味推定の検討
筆者氏名・所属 澤田 佳子 (東京大学)
佐藤 有理 (お茶の水女子大学)
福田 玄明 (一橋大学)
植田 一博 (東京大学)
アブストラクト 飲料(コーヒー)を用いて味の言語表現における意味推定がどのようになされるのか検討した。表現者が言語表現する飲料が複数候補のうちのどれであるかを推定者が推定するという実験を行った。推定前に推定者が表現者の味表現について学習する群(飲用条件)としない群(非飲用条件)を設け、前者において正しく味表現の意味を推定することでき(仮説1)、後者よりも正しい飲料を選択できるという仮説をたてた(仮説2)。その結果、飲用条件と非飲用条件ともに味表現の意味を推定でき仮説1は支持されたが、条件間に差はなく仮説2は支持されなかった。また、味を数値表現した官能検査と自然言語による表現ではどちらが推定が容易であるか検討したところ(仮説3)、推定の容易さに差はみられなかった。
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