発表番号P2-10
発表タイトル 自閉スペクトラム症児の言語発達支援における擬ロボット化アプローチの可能性
筆者氏名・所属 近藤 万里子 (帝京短期大学)
アブストラクト 本研究は,自閉スペクトラム症(ASD)児の言語発達におけるエージェント活用の可能性を検討する.ASD児は,音声の変化や速度への感受性が高く,音声の聞き取り困難から言語発達に遅れが見られることが多い.ロボットのシンプルさは,ASD児の過剰な情報処理を軽減し,言語学習を促進する可能性がある.そこでロボットのシンプルさを養育者が取り入れることにより,ASD児の発達に有効であると考え,養育者が擬ロボット化することを提案する.段階的にロボットらしさを取り除き最終的には養育者とASD児がインタラクションする中でASD児の言語発達へアプローチしていくことを目指す.
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