発表番号P2-21
発表タイトル 集団意思決定における責任の大きさとロボットの意見の割れ方が同調に及ぼす影響
筆者氏名・所属 古川 愛都 (電気通信大学)
宮本 友樹 (電気通信大学)
内海 彰 (電気通信大学)
アブストラクト 「同調」には他者の社会的な圧力に従うことで意見を変える「規範的同調」と,他者の意見に納得して意見を変える「情報的同調」という二つの種類があり,どちらの同調もロボットに対して起きることが従来研究により示されている.本研究では,これらの同調と意思決定における責任の大きさおよび意見の割れ方との関係性について検証するため心理実験を行った.責任が小さい条件では英単語の意味に合うカードを選択するタスクを,責任が大きい条件では実際の裁判における判例を用いて被告人に判決を下すタスクを体験し,それぞれの条件で3種類の意見の割れ方を設定した.実験では実験参加者がロボット3体の意見を聞いた前後で意見を変えるかを調査し,責任の大きさと意見の割れ方の違いにおける同調傾向を比較した.
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