発表番号P2-41
発表タイトル Agent adopter・エージェント ・エンドユーザの三項関係における信頼モデルの検討
筆者氏名・所属 渡邉 英一郎 (電気通信大学)
宮本 友樹 (電気通信大学)
内海 彰 (電気通信大学)
アブストラクト HAIの研究分野においては基本的にエンドユーザとエージェント間のインタラクションが研究対象となるが,エージェントが社会実装される際,そのエージェントを導入した人物・組織(Agent adopter:AA)が必ず存在し,著者らはAAをインタラクションの系に含めた新たな研究の枠組みが必要であると考えている.著者らはこれまで,AAの存在を考慮したHAIモデルを提案し,対話エージェントがトラブルを起こした際にAAに対して責任が帰属されることや対話エージェントに対する擬人化性の帰属度合いがAAへの責任帰属に影響を及ぼすことをインタラクション実験により示した.本研究では,この枠組みを発展させ,EUのエージェントおよびAAに対する信頼の関係性に着目した研究課題を探索する.先行研究では,EUのエージェント・AAに対する信頼がもう一方に対する信頼に影響を及ぼす可能性が示唆されているが,その影響がどのようなプロセスで生じるのかは未解明である.提案した枠組みにおける信頼に関する研究課題を明らかにし今後の研究の方向性を示す.
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