発表番号1B-1
発表タイトル擬人的媒体によるユーザの視線に応じた視線行動の検討
筆者氏名・所属 米澤朋子 (ATR知能ロボティクス研究所,ATR メディア情報科学研究所)
山添大丈 (ATR知能ロボティクス研究所,ATR メディア情報科学研究所)
内海章 (ATR知能ロボティクス研究所,ATR メディア情報科学研究所)
安部伸治 (ATR知能ロボティクス研究所,ATR メディア情報科学研究所)
アブストラクト 本研究は,ユーザのコミュニケーション欲の誘発や継続を,擬人的媒体のふるまいにより導くことを狙いとする.本稿では,ぬいぐるみ型ロボットがユーザの視線方向に応じて共同注視とアイコンタクトを段階的に用いて,視線コミュニケーションを行うシステムを紹介し,擬人的媒体の視線行動に対するユーザの印象や行動への影響を評価する.ユーザの遠隔視線検出は,カメラ画像から3D眼球モデルを計算する非装着型で実現している.評価実験より,i) ロボットが興味を持ったと推定された対象に対する被験者の共同注視行動,ii) ロボットの共同注視行動に喚起される,被験者のロボットへの興味,iii) 被験者とのアイコンタクトに応じたロボットの反応に喚起される被験者のロボットへの好意,iv) 被験者の視線に応じたロボットの共同注視行動による自然性の評価の上昇,をそれぞれ確認した.
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