発表番号G-10
発表タイトル 自己開示中の「意味深な発話」によるバーチャルエージェントの説得効果上昇 -台風が来るから私はコロッケを買う-
筆者氏名・所属 松井 哲也(成蹊大学)
谷 伊織(関西学院大学)
笹井 一人(茨城大学)
アブストラクト 商品推薦などを行うロボットもしくはバーチャルエージェントの発話内容は,多くの場合論理的正確さが重視されてきた.しかし,日常生活の中では「台風が来るからコロッケを買いに行く」のような,一見論理性のない発話がある種の説得力を持つ状況が存在する.このような発話が説得力を持つのは,会話の外部にある「媒介項」を聞き手が召喚しているためであると考えられる(上記の例で言えば,「台風で停電になった場合には,調理せずそのまま食べられるコロッケが有用である」のような).このような媒介項を召喚しうる発話をバーチャルエージェントに実装し,説得効果の上昇を試みる.
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