発表番号G-27
発表タイトル ヒューマンエージェントインタラクションにおけるトリレンマ
筆者氏名・所属 松井 哲也 (大阪工業大学)
笹井 一人 (茨城大学)
アブストラクト 本論文では,人間とロボットやバーチャルエージェントとのインタラクションを研究するヒューマンエージェントインタラクション(HAI)における3つの立場を,郡司の「人工知能・自然知能・天然知能」モデルを基に,既存の研究を位置づけていく方式で分類した.その際に着目したのは,各研究において「他者」をどのようにモデル化しているかということである.さらにそこに「自由意志・局所性・因果律」のトリレンマという概念を導入し,その観点から各立場がどのように記述できるかを検討した.その結果,現状のHAI研究の見取り図を示すことができ,今後のHAI研究の課題を示すことができた.
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