発表番号 | P1-32 |
発表タイトル | グループ別学習におけるObjectiveグルーピングとKey Resultsグルーピングの効果比較 |
筆者氏名・所属 |
葛畑 友美 (日本大学) 山田 陸人 (日本大学) 三浦 紘嵩 (日本大学) 大澤 正彦 (日本大学) |
アブストラクト | 文部科学省の答申「令和の日本型学校教育」では,協働的な学びを通じた主体的かつ自律的な個人の育成を目指す上で,学生データを活用したグループ別学習の実現が重要な課題とされている.この課題に対して,先行研究では,Objectives and Key Results (OKR)の類似性に基づくグルーピング手法が提案されている.しかし,このグルーピング手法には課題が残っている.先行研究において,Objectiveの類似性に基づくグルーピング(Oグルーピング)と比べて,Key Resultsの類似性に基づくグルーピング(KRグルーピング)の方がモチベーションを向上させるという仮説が提示されたものの,未だその効果比較研究は行われていない.そこで,本研究はOグルーピングとKRグルーピングの効果をモチベーションおよびパフォーマンスの観点から比較検証した.実験の結果,Oグルーピング群とKRグルーピング群の間でモチベーションおよびパフォーマンスに有意な差は認められなかった.この結果は,本実験におけるObjectiveとKey Results間の類似性が高く,そのばらつきが小さいことが一因であった可能性を示唆している. |
論文 | PDFファイル |